makiのきまぐれ御朱印旅

御朱印ブームにのっかった神社やお寺のお詣り記録です。

鵲森宮(森之宮神社)にお詣りしてきた

先月、COOL JAPAN PARK OSAKAに行く前に。。。大阪城公園前駅を乗り過ごし次の駅、森ノ宮駅まで足を延ばして(大阪駅からだとJR環状線森ノ宮駅までは同料金!)森之宮神社へ行ってきた。いつものごとく、中に入ってから初めて知ることになるのだが、正式名称(?)を 鵲森宮(かささぎもりのみや)というとのこと。

 

かの、聖徳太子が建立された唯一の神社。

御祭神は、太子の父、用明天皇。。。。聖徳太子って、天皇家の子息だったということにまず驚く無知な私。。。

物部氏との戦いに必勝を祈願され、勝った暁には四天王像を作ることを誓われた。その戦いに勝利されて、先ず父母の用明天皇と穴穂部間人皇后を神としてお祀りなさった。その後、太子は四天王像を造り、この森の元四天王寺を創建なされた。

いただいた由緒書に記されております。。。

 

f:id:maki_0004:20200223120613j:plain

 

鳥居の奥に見えているのは五幸稲荷社。

本社は右側奥にありました。。。

 

f:id:maki_0004:20200223120806j:plain

 

お参りしてふと視線を右に移すと、はかなげなお花が咲いております。。。

 

f:id:maki_0004:20200223121609j:plain

 

f:id:maki_0004:20200223121552j:plain

 

この鳥居のおくに、社務所があり、御朱印をいただき、お話を伺ったのですが。。。

「もう、桜が咲いてるんですね」。というと、かぶせるように、「桜違うよ、それは梅。」そうなのね。。。梅はもっと濃いピンクで、この薄桃色は絶対桜だと思ったのよ。確かに、2月の末だから。。。季節的にはそりゃぁ私だって梅かなとは思ったけれど、梅でも早いのに、さらに桜なんて!!って声に出した私を責めないで下さいよ。。

 

宮司さん、とてもお話し好きな模様で。。。私が呼び鈴を押して、御朱印をお願いしたすぐ後に、もう一方参拝の方がいらっしゃって、御朱印はこちらでいただけますか?って。。。だから、後にもう一人いらっしゃること、確実にご存じなはずなのに、御朱印を書き終え、私に手渡して下さる前に、たくさんの写真を出してきて、いろいろ説明くださいました。

終戦直後(?)の写真には、焼け野原となった街に、大阪城とこちらの神社の鳥居のみが焼け残ったように残されていて。。。お城は、なんにでもポイントになるんだよ。ってお話を聞き、次に見せて下さったのが右下鵲橋のお写真。

 

f:id:maki_0004:20200223120844j:plain
f:id:maki_0004:20200223120903j:plain

 

大伴家持歌碑 「鵲の渡せる橋におく霜の 白きを見れば夜ぞ更けにける」

すごいよ、「の」以外、全部漢字で書いてある!!(ように見える。。。)

 

一応、敷地内全て散策した後に社務所にお邪魔したので、こちらも負けじと話しかけます(笑)「百人一首の・・・先ほど、あっちで、拝見してきましたよ!」といえば、「この橋のことを詠んだとは、どこにも書いてないのやけどね」とまた篤く語ってくださいます。

当神社横を流れる天野川を空のあまの川にイメージして歌われました。大伴家持は744年2度目の難波宮に役人として勤務しており、中国の七夕伝説を鵲橋の上で思い出されたのでしょう。

宮司さんは、お話もさることながら、字を書くこともお好きなようで、あちこちに、手書きの説明文が張り出されております。。

あれ?書いてあることと、お話してくださったことが、微妙に・・・・!?(笑)

 

f:id:maki_0004:20200223120930j:plain

 

こちら亀井水は

1400年前 聖徳太子が当神社を立てるにあたり 温泉が湧いているのを発見。病の人に入湯を許すと病が癒え 命を保つと評判になり 門前市をなす賑わいとなった

ということです。。。JR森ノ宮駅あたりにあったのを工事により移設したとか。。。

 

そのむかし、千石余あったと伝えられている神領ですが、織田信長の石山攻めの時、武人の為に掠奪され、かつ建造物もまた兵火に被って、社殿はことごとく灰塵と化したそうな。。。

 

f:id:maki_0004:20200223121720j:plain
f:id:maki_0004:20200223121822j:plain

 

建物に挟まれ、窮屈そうな姿がちょっと寂しいです。。。

 

f:id:maki_0004:20200223215849j:plain


で、この御朱印なんですが。。。ネットとかで検索すると、どれも真ん中に鵲森宮の文字があるんですけどね、私のには、ない。。。まさか、お話に夢中で書き忘れたか・・・と思うもののそんなこと言えるわけもなく。。。

でもね、真ん中に字のある御朱印は上の丸い印が日付の上に来てるのね。だからあえて、字を書いてない!?それとも、ハンコを押すとこ間違えたから、こういうスタイルにしたか!?

ご本人にしかわかりませんが、これもまた、ご縁ということで。。。

 

 

所在地:〒540-0003 大阪市中央森之宮中央1丁目14-4

最寄駅:JR大阪環状線森ノ宮駅下車西側・地下鉄中央線 長堀鶴見緑地線森ノ宮駅下車7A出口南