2021年10月。そうだ、京都行こう!のコンセプト(!)で訪れた京都。
最後の地、八坂庚申堂。
護国神社への参拝をすませ、そろそろバスに乗らないと電車に乗り遅れる💦と思いながら、まっすぐ道に降りる途中、小さな小道をふいに左に折れると、朱色の門があった。
着物姿の女の子や、修学旅行生がたむろしている。。。入り口には、
「最初にお詣りを済ませてください。あとは写真撮影自由です」の文字があり、ふいっと除くと「御朱印」の文字も見える。。。みたところ、ほんの小さな境内だしと、足を踏み入れてみる(笑) この時点でこのお寺のご利益はおろか、名前さえ知らない。。。
ものすごい勢いで、お手玉みたいな絵馬(?)みたいなものがぶら下がっているのを横目に、とりあえず、参拝の列に並んでみる。前に並んだ修学旅行生の男子二人が(おそらくグループの女子がどうしても行きたいといったのであろう(笑))、「ここってどういうの?」「インスタ映え?とか??」って話してるのを聞いて、なるほど、そうなんだと知るというまったくの無知!
お堂(?)の正面には、見ざる聞かざる言わざるの三申がいる。申、これがさると読むことは私にもわかる(笑)
そうか、お猿さんを祀ってあるところなんだ。。。(いやいや、お寺だから祭ってあるのは仏像だろ!笑)
ひとり納得して社務所に向かう。
横で着物姿の女子が言う「オレンジってないんですか?」「売り切れです」へぇ、あのお手玉みたいなのは(名前と願い事が書いてつるされているから絵馬みたいなもんだろう・・・なんて思いながら、色が選べるんだねぇ。。。売り切れるんだねぇ・・・なんてこれまた何にも考えずに中心にあるお堂をぐるっと回ってみる。。。
お堂の周り一面にも丸い球が括り付けられていて、修学旅行生が写真を撮りまくっている。「やっぱここは男女別々に。。。女子ぃ~~~~」なんてのを、ちょっと昔を思い出しながら、横目に、正面にまわってお顔も拝見。
なで仏のびんずるそんじゃというらしい。。。
腰痛や、頭痛など患部をなぜて拝むことでご利益があるそうな。。。それさえ知っていたらその日の私は迷わず足をなぜただろうに。。。知らないというのは罪です。
な~んにも考えず、バス乗り場に向かう。
罰当たりなとお叱りを受けそうですが、帰ってきてからちゃんとお勉強してるので次に近くまで行った際には、ちゃんとできます!!
で、そもそも、私は何処をお詣りしたのだろう?帰りの電車で御朱印を頼りに、「大黒山金剛寺」をぐぐってみた。庚申尊、この文字は読めなかった。。。
そしてここが、八坂庚申堂(やさかこうしんどう)というところで、干支の庚(かのえ)申(さる)の日にちなんだ場所であると知る。。。
で、インスタ映えする丸いお手玉のようなものの正体があきらかに!
「くくり猿」というらしい。
お猿をくくってぶらさげてるという事?怖いんですけど~~~~(;・∀・)
欲望のままに行動するサルを動けない姿にすることで、欲に走らないよう人間を戒めているのだそうだ。。。。
くくり猿に願いを込めて、欲望を一つ我慢すれば願いをかなえてくれるとのこと。
深いです。。。
そして、サルは庚申の使いだそうで、「人間の体の中に悪い虫がいて、庚申日の夜に寝ている人間の体を抜け出しては、天帝にその人間の悪行を告げ口し、寿命を縮める」というのを「見ザル聞かザル言わザル」の精神で守ってくれる???
いやぁ・・・ホント、深いっす。。。
そしてそしておわかりですか?御朱印の中にも三匹の猿が・・・
境内には、もっとたくさんのお猿さんがいるらしい。。次回はゆっくり探してみよう!