2月23日。本来の目的地の最寄り駅は阪急電車。でも、学生時代にお馴染みのいちばんはまての電車、阪神電車に乗ってむかった先は。。。
西宮神社 えびす様をおまつりする全国の総本社
学生の時、10日えびすにお参りして、でっかいマグロにお金(硬貨)を張り付けた思い出があるけれど。。。あまりの人込みで、その記憶しかなかった(^^;
ただ西宮神社といえば、毎年1月10日午前6時、「開門神事福男選び」で有名ですよね。(コロナのせいで去年に引き続き、今年も中止となりましたが)
それにのっとり、先頭を突っ走る気持ちで、本殿までGo!!
敷地、南東のほうにある、表大門がスタート位置です。スタート前は扉は閉まり、中から、神主さん方々が抑えられてるイメージ、強いです笑
福男の栄光を手にするには、ここの陣取りが重要!でもたしか、抽選になったのよね?
まずは第一コーナー。標柱(しめばしら)に向かって、右に折れます!
年季の入った、朱(?)の鳥居を超えると、よし、先は見えたかと思いきや、正面は授与所。この先をさらに左に折れて。。。
ゴ~~~~~~~~~~~ル!!!
いやね、結構な距離があります。。。私には全力疾走で走り抜けられる距離ではなさそうです。さすが、福男の栄光を手にするためには、体力が必要という事ですか。。。ってそもそも、私は男じゃない!?(^^;
余興はこのくらいにして。。。
表大門(おもてだいもん)は国指定の重要文化財です。
慶長9年(1604)豊臣秀頼公の寄進によるものと伝う。単層切妻造本瓦葺四脚門 友愛な木割から桃山期の豪壮な時代精神が窺える代表的な建造物として大正15年に国宝に指定された。 後昭和25年に重要文化財に認定される。
先ほどは一気に通過してしまいましたが、標柱を超えたすぐ左手に、神馬舎があります。なかにおうまさんがいるの、見えますかぁ??)
昔十日えびすの前夜にえびす様が市中を乗馬で巡回されるという伝承がありその神馬の名残を伝えているのがこの姿です。
そして朱の鳥居をくぐると手水舎 シンプルです。。。
最後の角をまがったら、左手にえびすの鐘 慶長15年(1610)豊臣家の武将・片桐且元がっ奉納し現在市の重要文化財に指定されているそう。
なるほど。。。重要文化財ともなると、つけないのね。。。せめて、のぞいちゃおう!
御祭神
第一殿 えびす大神
第三殿 須佐之男大神
西宮神社は、福の神様として崇敬されているえびす様をおまつりする全国の総本社として広く信仰されています。
えびす様は、神戸和田岬の沖で出現され、成尾の漁師がおまつりしていましたが、西の方に宮地があるとの信託でこの地へお越しになられたと伝えられています。
その年代は明らかではありませんが、平安時代後期にはすでに文献に見る事ができます。
古くより漁業の神として信仰されてきましたが、門前に市が立ち、西宮の町の発展と共に商売繁盛の神様として、また、人形操りなどの芸能や七福神信仰を通して、さらに津々浦々へと広がっていきました。
三連春日造(さんれんがすがづくり)という本邦唯一の構造をもつ本殿は、昭和20年に戦禍にあうが、昭和36年に復元再建されたそう。
広いです。。。後ろの方が、三連なのね。。。
狛犬さんと神馬さん。ともに青銅製。そして共に戦時供出を免れて今日に至るそうだ。
あまり見かけないタイプの狛犬さん。。。お顔がひょうきん(?)で、しっぽがかっこいい!
神馬さんの製作者は皇居前広場の楠木正成のまたがる馬の像を作った後藤貞行さんとのこと。白鷹酒造の初代辰馬悦蔵氏の篤志により、辰馬家一統の賛助の元奉納されたそう。明治32年のことだそうです。。。
ちなみに、標柱の南側、南門から入ってすぐ左手に沖恵美酒神社(おきのえびすじんじゃ)があります。
本殿のえびす様の荒魂を祀ってあるそうな。。。チラシにはそう書いてありますが。。
「あらえびすさま」と崇められ室町時代の文書にたびたび西宮荒夷社鳴動と記されている霊験あらたかな神様。もと荒戎町に鎮座されていたのを明示5年ここに移された
チラシと、横の立て看板の説明とはちょっと違う??いや、きっといいまわしがちがうだけね汗
絵馬が、ちょっと変わってます( *´艸`)
本殿のほうにもどります。。。境内中央に位置する神池にむかって石造の太鼓橋が。
瑞寳(ずいほう)橋 神馬と同じく白鷹酒造の初代辰馬悦蔵氏により明治40年に奉納。
六甲山産の花崗岩が用いられている。円弧状の桁石の上を17等分して敷石を割り付け、青銅製の欄干を備えた丁寧な造り。平成25年に国の有形文化財に登録。
お得意の構図笑 瑞寳橋ごしの、本殿です✨
橋を渡ると(といっても橋自体は通行禁止なのでその横の通路)すぐに、伊勢神宮遥拝所。毎年10月17日の新宮祭に際し、ここから伊勢野神宮を遥拝するそうです。。。
へぇ・・・伊勢はあっちか。。。南東方向。。。で、あってるのかな(^^;
ここからは、たくさんある境内社。MAPによると12あるようですが。。。私の好みで参拝させていただきました。ちなみに、さきに出た沖恵美酒神社もその一つです。
②市杵島(いちきしま)神社
そろそろ私の頭にも定着してきました。市杵島神は弁財天さまですよね(^^)
③神明(しんめい)神社
この赤い鳥居の行列は、お稲荷さんですよね。
御祭神は豊受比女神(とようけひめがみ)
明治六年に元大阪奉行所西宮勤番所敷地内から移転され稲荷神を合祀
本殿西側に場所移動 ④火産霊(ほむすび)神社
御祭神は 火皇産霊神(ほむすびのかみ) 火ぶせの神様として信仰される愛宕の神様
⑤百太夫(ひゃくだゆう)神社
御祭神は 百太夫神 西宮の「えびすかき」として有名な人形操りの祖神。
初宮参りの時には子の神様が小児の健康を守ってくださるという信仰によってこのお宮も必ずおまいりすることになっているそうな。。。
私的にはそっちより、やはり、芸能の神様。大好きな芸能に携わる人々がいつまでも元気で、そしてコロナになんて負けないようにとお詣りします。
芸能上達扇子。=絵馬なんでしょうかね。。
⑥大国主西神社
御祭神は 大己尊命(おおなむちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)
住吉国土の経営に尽くされた二柱。
少彦名命に反応!たしか・・・神様の御用人2に出てきた、温泉に入りたかった神様!一寸法師の元になった神様!となんだかはしゃいでしまった汗
本殿いれると合計7か所。半分ちょい。。。残りは次回に!と帰り道。手水舎の対面にあしもとになにやら石の塊が!?
地元酒造家仲一同から酒造繁栄を願って奉納されたのが、平成7年の阪神大震災により台石から落下、破損したそうな。。。
震災20年に当たり平成27年、震災の記録として後世に伝えようと据え置かれた。
最初なんだ?としゃがんで良く見ると。。。あらま。。。(お顔のあたりが特に)壊れちゃったの。。。そうね、あの時の揺れは、半端なかったものね。。。しみじみと感じますが、松尾神社には寄らず。。。なんで!?(^^; もう、帰り道だったから。。。残り5社、次回には是非!
そしてその帰り道、さすが酒どころ西宮! 奉納された菰樽がずらりと並びます。。
阪神タイガースの本拠地、甲子園球場は兵庫県西宮市にあります!ガラスが光って超見えにくいけど。。。タイガースの菰樽、すごい!! そして大好きな剣菱さん✨
ここは記事に入れようかどうしようか迷ったんだけど。。。
南宮神社
廣田神社(西宮市大社町。。。地理的にはここより北側にある)摂社とのことです。廣田神社行きたい神社に入ってますので。。。その時にまた詳しく!?
とりあえず、こちらも随分と破損が見える狛犬さん。足元に小さな狛犬さんがいたり、先ほどの松尾神社の狛犬さんと同じく結構な破損が目立つので。。。お詣りせずにはいられませんでした。。。
見所たくさんの西宮神社には、江戸時代に建立された芭蕉の句碑があったりします。。
「扇にて 酒くむかげや ちる桜 芭蕉」
さすが西宮、やっぱ芭蕉もお酒がお好き!?笑
こちら南門。自動車がここをくぐって駐車場に行きます。
はいこのすぐ前は片道4車線の国道43号線。そしてこの門から帰ろうとすると目の前にでっかい焼肉屋さんの看板が目に飛び込んでくるのは余談というもの。。。
常夜灯が道標を兼ねてるんだって!
とにかく、でっかい燈籠がたくさんあるのが印象的です。でね、この燈籠は東門の南側の脇にあるんだけれども、支柱(?)にかっこいい竜がいるんだなぁ。。。
そしてその後ろのこの土壁は西宮神社大練塀としてこれまた国指定の重要有形文化財。
神社境内東と南を限る、総延長247Mの長大な築地(ついじ)塀。版築技法を用いてつきあげた築地を62基連ね、練塀本体としている。
京都蓮華王院びの太閤塀と名古屋熱田神宮の信長塀とで「三練塀」と言われる。そしてこちらは現存最古の築地塀なんだって!
やけに若い「小梅」と「南高」 梅見にはまだちょっと早いのね。。。
えらく長い記事になってしまいました。。。御朱印、いただきました。