makiのきまぐれ御朱印旅

御朱印ブームにのっかった神社やお寺のお詣り記録です。

紅葉が美しい日本で最初の厄よけ「岡寺」

石舞台から、山の中を通る歩道のない道をてくてく歩いて約20分。迷う道もなかったけど、最後参道に入る前に、ぐるっと大回りせねばならぬところを、工事現場(お休み中)を横切って。。。最後の坂道が結構つらかったけど無事に到着しました!

 

 

西国三十三所第七番札所 東光山 龍蓋寺 岡寺

御詠歌は「けさみれば露岡寺の庭のこけ さながら瑠璃の光なりけり」

日本最初のやくよけ霊場とのことです。入山料は400円です!

 


まずお迎えしてくれるのが仁王門重要文化財です!

 

 

立派な扁額を仰ぎ見ると、両側に、なんだかかっこいいものがいるのでパシャリ。調べると、裏側も含めて4隅に阿獅子・吽獅子・龍・虎ということなのですが。。。これがどれにあたるかは。。。。わかりません(^^; 詰めが甘いです・・・

 

 

これは三重宝塔のあたりから撮った裏側ですね。なぜか、枯れ枝を中央に配してみました。

 

 

門をくぐるとすぐに手水舎

 

 

シンプルなのかと思いきや。。。

 

 

これぞ、インスタ映え!! 通常モードはビー玉だけ??そこに真っ赤な紅葉が美しい(#^.^#) 坂道を登ってきた疲れも、一気に吹っ飛んじゃいました。

 

 

 

ご本尊をお参りするのが先かと思いつつ。。。なるべく人がいない所をお参りしたいということで、まず、横道にそれました。

 

大師堂

弘法大使さまがご本尊。右手の大きなのは四国の地を巡り修行していたころの「修行大師像」と、左側には幼少時代のお姿「稚児大師像」があります。

我が家と同じ、「南無大師遍照金剛」を唱え、父と兄を想います。。。

 

 

三十宝塔

文明4年(1472)に台風で倒壊してしまったそうな。で、その古木は現在の仁王門に再利用されてるんですって!なかなか再建されなかったんだけれども昭和61年に514年ぶりに再建!

下から参道を上ってくると一番に目につくので、やっぱ、三重塔は見栄えもいいですよね(^^) 屋根の先にお琴がつるされてるんですって??いや、気づきませんでした。。。中を見られるのは1年に1度だけ。めっちゃあざやからしいです。。

 

 

紅葉の中にしずかに佇む本堂です。さて、そちらに向かいますか!

 

 

右手に鐘楼堂

なんかね、ここの鐘の音色がドとミのハーモニーに聞こえるそうな。。。気が付かなかったけど(^^; 

 

 

先の戦争で供出のために穴をあけられながらも残存し、難を逃れた鐘は、厄除けの鐘でもあるそうです。「合掌一打」こころして、打ちました!

 

 

そしていよいよ本堂へ。

 

 

ご本尊は我が国最古、そして最大の塑像(そぞう・土で作った像)、如意輪観音。(如意輪とは物事を自分の意のごとくかなえていただけるとの意)

4メートルを超えるお姿で、今、すぐ近く像の左下の小窓から、お姿を垣間見ることができる特別な時期だったようです。ものすごい、迫力でした。。。

このお姿にひかれて、本来、左手のほうからお部屋に入るようなのですが(出るときに靴箱があって慌てた)、思わずこちら正面の階段から、お部屋に入ってしまいました汗

 

 

龍蓋池

岡寺は正式名称「龍蓋寺」というそうな。その原点になってるのが本堂前のこちら。

 

 

寺の始まりが書かれています。

義淵僧生

飛鳥を荒らす悪龍を其の法力により石の蓋をもって池に封じ込め改心させる龍は善龍となり今もこの池に眠る。

この池を龍蓋池と名付け龍蓋寺(岡寺)の始まりとなる。

ちなみに義淵僧生とは?奈良時代の仏教を興隆した多くの先駆者の師。その昔草壁皇子のお住みになっていた岡の宮を仏教道場に改め、当時の仏教の指導者であった義淵僧正に下賜された。。。とのこと。そもそも、彼の父母が子宝を観音に祈り生まれた子であって、このありがたい話を聞いた天智天皇が皇子と共に岡の宮でお育てになっていたそうな。。。

 

 

十三重石塔

 

 

さらに進むと、鳥居があります。奥之院に続くようですが。。。。ここの奥之院は見た感じ、そうそう奥深くなさそうで、美しい紅葉を見ながら進みます。。

 

 

 

鳥居をくぐらず右手に進むと「瑠璃井」があります。実際に水をくむことができましたよ!

この水を飲めば、厄をよけられる。。。そうですが、今は、飲めないそうです。。

 

 

御詠歌にある「庭の苔」と瑠璃井(横)の湧き水(?)と、落ちた紅葉が絵のように美しい。。。来年のお盆、7番の御詠歌読むとき、きっとこの絵を思い出すわ(^^)

 

 

そして改めて、鳥居をくぐると、また先に鳥居が見えてます。。。ここの紅葉はまだ緑!!

 

 

橋の手前に何とも言えずキュートな仏像が(笑)

 

 

そして到着、如意稲荷社

 

 

お狐様。。。。とここで、改めて、あれ?さっきの橿原神宮狛犬さんがいなかったことに気付く。。。。

 

 

稲荷社から、右に進むと、奥之院石窟があります。こんな階段、へっちゃらへっちゃら笑

 

 

162㎝の私、入口はもちろん、菩薩様の前でもかがまないと入れません。そんなお山の奥のほうに、弥勒菩薩さまが鎮座されております。。。

 

 

苔むした仏像様が歴史を感じます。。。

 

 

そこから、三十宝塔に向かって山道があるのですが、もみじのトンネルと境内図には書かれております。。。展望台みたいな場所も設置されております。


 

 

12月、HPでも「落葉」って書いてあったので、もう紅葉は見られないって思ってたから、なんだかとっても得した気分。日本は素敵な国ですね(^^)

 

 

最後にパンフレットの一言を。

 

観音さまの御名を呼べば観音さまは三十三の化身により衆生を救済されるとの信仰をもとに、西国三十三所観音霊場巡りが盛んになってから約1千年の羅貴志がある。岡寺はその前から観音霊場として栄え、創建以来「熱祷千三百有余年」、常に大衆の幸せを願ってきた。

本日はお参り有り難うございました。

 

 

いただいた御朱印は2種。

前回の長谷寺さんとおそろいにしておきました。切り絵と御詠歌。

めちゃくちゃキュートな秋の紅葉の御朱印帳があったのですがちょっとお高かった(^^;それに、御朱印帳これ以上ふやしてもねぇ。。。。ってことで。。。

 

 住 所  〒634-0111 奈良県高市郡明日香村岡806

 アクセス 近鉄 橿原神宮前東口より奈良交通バス「岡寺前」下車、

       徒歩約10分。