makiのきまぐれ御朱印旅

御朱印ブームにのっかった神社やお寺のお詣り記録です。

通りすがりにめぐりあった「仲源寺(目疾地蔵)」をお詣りする

八坂神社を出て、おいしいスイーツでもないかなぁと、四条通の商店街(?)を南座に向けて歩いている途中、こんなところにお寺があるのね~。。とは思いながらも一度は通り過ぎながら、はたと戻ってきて、看板を眺めた。

「目疾」って言葉にに引っかかったのだと思う。

最近うちの母親が、斜視って診断を受けた。

物が斜めになるわ、二重になるわで、歩くのもままならず、病院に行くも、2~3か月で自然に治ることもある。。。とかって言われたらしく、さしあたっての治療法とかもなく、とても不便な生活を送っているためだ。

 

 

信仰深い老夫婦の眼病を自らの右目に移し、苦しみを救ったという逸話から、いつしか「目疾(めやに)地蔵」になり、現在も眼病治療に令官があるとして広く信仰を集めている。

 

これはぜひともお参りしなければ。。。と門をくぐる私。「仲源寺(目疾地蔵)

 

 

「雨奇晴好(うきせいこう)」の扁額を掲げた唐門をくぐって、正面の本堂に進めば中央に丈六座像の大仏が慈眼を垂れ給うておられるのを拝する。この地蔵尊は、始め世に、「雨止(あめや)みの地蔵」といわれ祇園社知恩院などへの参詣人が、俄雨をこの地蔵堂にさけて、雨の止むのをまったという。人生の激しい風雨に遭いこの地蔵尊の下に額づけば、人生は「雨奇晴好」だ。「降るもよし、晴るもよし。」だ。

 

お守りの中に入っていた案内に、書いてあった。。。せっかく京都に来たのに、青空を仰げないなんて。。。って残念に思ってたけど、ごれまたご縁なんだなぁ。。。としみじみ。。。まぁ、進行方向は、逆だけど(^^;

 

境内はそんなに広くなく(普通にいえば、随分と狭い!)すぐにお地蔵さまと相まみえることとなった。。。いつも寺社仏閣にお参りする際、ばくぜん~っとしか祈願することはないのだけれど、今こそは!はしっかりと祈願。

え??行き当たりばったりじゃんって??違いますよ。これこそが、ご縁なんです!

 

 

左手にある社務所(?)でベルを押し、お守りをいただいた。

「朱印」ってことも書いてあったので、お願いした。確かに入口に札所ってかいてあったからそりゃあるか。。「洛陽三十三観音霊場」っていろんな集まりがあるものだと。。。お寺のそれに手を出したら、もう取り返しがつかなくなる(行かねばならないところが増えすぎる??)と思い、通り過ぎようとしたのだから。。。

 

対応してくださったお姉さん。「お天気、回復するって言ってたのに、ダメだね~。」(傘をさすほどではないが、午前中いっぱい、めっちゃ雨を含んだような空気だった)

「そうですよね~。」しばらく、そんなお話に花を咲かせた。

もしや「雨奇晴好」にまつわるはなしだったか??いや、ただ、お天気の話であろう。。。多分。。。(知らないって罪よねぇ。。。)

 

寺と地蔵菩薩の名の由来は、安貞二年(1228)の鴨川反乱時に、瀬多判官(せたのはんがん)中原為兼(なかはらためかね)が、防鴨河使(ぼうかし)になった際、この地蔵菩薩が溺れ人を救う姿を見、それ以降地蔵菩薩を「雨止(あめやみ)地蔵」と称し、「中原」の傍らに人と水を添えて寺名としたことによる。

 

岡崎神社の「雨社」は雨乞いのお地蔵様だったけど、こちらは逆??にしても当日のどんよりしたお天気と、そして共通する「目の病気」にご利益があるとのことで、なんか不思議な縁を感じる私なのでありました。(思い込みはげしいでも、思い込みは大切!)

 

余談ですが、自宅に戻り、お守りを渡すと、母の眼はすでに、ずいぶんと復調していたようで(^^; いえいえ、これからもきっと、ご加護があります!!

 

 住所 京都市東山区四条通大和大路東入ル祇園町南側585

 アクセス 京阪電車祇園四条」駅下車 徒歩約1分